意外と困る、職員検診

 

最近、読影の御依頼で職員検診の胸部単純写真や胃バリウム検査の読影を頂くことが多くなりました。病院にはX線単純撮影装置などがあり、自施設の職員検診を自分で行うことが出来る施設が多いです。撮影は可能な一方で、病院の専門領域が「消化器」であったり「整形外科」であったりすると、職員検診の胸部単純写真などの読影に困ってしまうことがあるようです。(消化器や整形の先生に専門外の胸部の読影をお願いするのも、忍びないです。かといっても、肺がんの見落としもおっかないです。)また、日常業務だけでも大変な先生方に追加の検診の読影をお願いするのも、労力的に難しい現実があります。

日常診療のCT・MRIであれば、VPNを使った電送装置を導入して遠隔画像診断をすることも可能なのですが、職員検診は年2回、それほど頻度が高くないため電送網のネットワーク構築・サーバーの作成と設置もなかなかコストパフォーマンスが見合わない場合がほとんどです。

 

少ない頻度でも大丈夫年数回でも大丈夫始めやすく・続けやすい職員検診用の読影サービスの開発が必要でした。